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著書「馬券会計学 実践バイブル」ご紹介

競馬本として史上初の「アマゾン総合1位」を前作に引き続いて獲得!


アマゾン1位獲得時画像
おかげさまで、競馬専門書として史上初の
「アマゾン総合1位」を、前作に引き続いて獲得!


発行 KKベストセラーズ
定価 2,900円(税込)
著者 丸の内龍太郎


内容紹介

~著者からひとこと~

この本はヘビーな競馬ファンに“だけ”読んでもらいたい―――

冒頭からこんなことを書けば、
この時点で本をとじて書棚に戻してしまう人が後を絶たないかもしれない。

それでも私は敢えて言いたい。

中途半端な気持ちで本書を手に取らないでもらいたい。
楽して馬券で儲ける方法を探している人には向かない本である。
競馬に勝てるようになりたいと、心の底から本気で思っている人にだけ
本書を読んでもらいたい、と。

2007年秋に刊行した拙著『馬券会計学』はこの出版不況の中、
おかげさまで競馬本としては異例の売上部数を記録した。

読者の方々からは
「おもしろかった」
「競馬の見方が変わった」といった感想をたくさんいただき、
中には
「もう本命馬券など買う気がしなくなった」
「今まで競馬には全く興味がなかったが、この本を読んでやりたくなった」
という、とてもうれしい声もあった。

しかし反響はそれだけではなかった。

「馬券に役立つと思って買ったのに実用的じゃない」
「ベテラン競馬ファンとしては物足りない内容」
という厳しいご意見も多数頂戴した。

「本書はベテランの競馬ファンや馬券愛好者だけでなく、
まだ競馬を始めたばかりの初心者、馬券はGⅠしか買わないというライトファン、
そしてこれから競馬を始めてみようかという人にも読んでもらいたいと思っている」
と、私は『馬券会計学』の「はじめに」で書いている。

『馬券会計学』は新書というスタイルもあり、
競馬ファンだけでなく競馬を知らない人にも読んでもらえるよう、
できるだけ専門的にならないように、
軽い読み物というつもりで書いた本であった。

誤解を恐れず言えば、毎週真剣に馬券を買っている“マジメ”な競馬ファンには
少々食い足りない内容であろうことは、
実は百も承知であった。

前作の執筆段階で正直なところ私は、
あまりにマニアックな話を展開しても
世の競馬ファンには受け入れてもらえないのではなかろうか、と思っていた。

しかし私の期待はいい意味で裏切られた。

より突っ込んだ話を求める声のあまりの多さ、
本気で競馬と格闘し自力で勝てるようになりたい競馬ファンが
これだけ世の中にいることに、本当に驚き、うれしくなった。

そしてこれだけの反響を呼んだ以上は、
この『馬券会計学』の実践篇を何としても書かなければならないと思った。

『馬券会計学』で示した“競馬の本質”をさらに掘り下げ、
これを世に伝え広めるのが私の使命であると実感したのである。

本書では私の馬券術を余すところなくじっくりと掘り下げて公開し、
実際の馬券検討に大いに役立ててもらうことを意図している。

さらに付録のDVDでは、レース分析において私が日頃チェックしているポイントを、
実際のレース映像を使用して解説するという画期的な試みにもチャレンジした。

新聞といくらにらめっこしたところで、“競馬の本質”は見えてこない。

馬券検討において、馬が走る姿を実際に見ることの重要性を
どうしても理解してもらいたかったのである。

それだけマニアックな領域にまで踏み込んだ本作は、
かなり実践的な馬券攻略本であると言い切れる自信がある。

折しもこの本を企画しているさなか、
JRAが全レースで3連単導入というニュースが飛び込んできた。

“穴馬券至上主義”の私としてはこれほどうれしいことはない。

「3連単は買い目ばかり増えて全然当たらない」という人もいるかもしれない。
しかし100円玉1個が100万円に化けてしまう、
これほど魅力的な馬券を買わない手はないではないか。

しかも私が得意としている新馬・未勝利戦がおこなわれる早い時間帯のレースほど、
人気の偏りが激しく、超特大馬券が出る可能性は高い―という理由は
本書で説明しているのでぜひ読んでもらいたい。

「競馬は負けても楽しい」
「馬券代はレースを見るための観戦料だ」
「趣味だからお金を費やすのは当然だ」

毎週そんな言い訳をしている競馬ファンは
私の周りにもゴロゴロいるが、
本音では絶対に「勝ちたい」と思っているはずだ。

そんな世の競馬ファンにこれからも末長く競馬を楽しんでもらうためにも、
勝つための考え方や競馬との正しい向き合い方をぜひ理解してもらいたい。

しかしそのためには、決して人と同じことをしていてはいけない。

しっかりと「競馬脳」をつくり、
「どこで人と差を付けていくか」を常に考えていなければならないのだ。

もちろん、努力や研鑽を重ねていくことも必要である。

冒頭の警告をクリアし、ここまで読み進めてこられたあなたは、
きっとその目標に向かっていく強い意志を持っている人に違いない。

そんなあなたのために本気で書き下ろした本書を、
「競馬のテキスト」として大いに活用してもらえることを願ってやまない。


2008年9月 丸の内龍太郎



「馬券会計学 実践バイブル」目次

はじめに


序章 丸の内流馬券術の基本「3つのルール」とは何か?


第1章 新馬戦の狙い方① 調教を「読む」スキルを身に付ける

●「新馬戦予想にスポーツ紙」は自殺行為
●ダービー馬ディープスカイに学ぶ「調教欄の読み方」
●必須アイテム=調教の水準時計
 ・ 丸の内流「調教コース別水準時計」最新版
●新馬戦の調教分析ケーススタディ
●一本の時計だけに目を奪われるな
 ・ 新馬戦調教分析における13個のチェックポイント


第2章 新馬戦の狙い方② 「粉飾」を見破る方法と「血統」

●ラップタイムからにじみ出る「馬の気性」
●快速馬アストンマーチャンの場合
●高い能力を気性難で活かせないブーケフレグランス
●厩舎による”粉飾”とそのパターン
 ・ 「粉飾調教」厩舎別リスト(75厩舎収録・全て解説&2008年世代の新馬戦成績表入り)
●厩舎による粉飾の実例
●マイネル軍団が大穴を出す理由
●牧場による粉飾の実例
●血統による適性診断で、さらに予想精度を上げる
 ・ 2007年リーディングサイアー(産駒特徴リスト48頭収録・全て解説&クラシック活躍馬実例&新馬戦成績入り)


第3章 未勝利戦のウマみ― 「ガラリ一変!激走馬」の見つけ方 

●「前走着順」によって人気が決まる未勝利戦
●「キャリアの浅さ」が波乱を呼ぶ
●クラシックを夢見る馬主たちによる”演出”
●本当に”弱い”から負けたのか?
●騎手や調教師が語る”敗因”は信用できるか?
●前走大敗馬同士を狙えた理由
●”コース替わり”は激走のサイン
●”前走の敗因”をしっかりと把握、人気ガタ落ちで狙い撃つ
●立て直してきた素質馬が”人気の盲点”になっていたら
●新聞のどこを見てもわからない本当の敗因
●前走の敗因が明白な素質馬の狙い時
●変わり身の条件が揃いに揃った前走大敗馬がいたら
●長期休養馬の復帰戦には要注意!
●”変化”が大波乱を呼ぶ


第4章 穴馬券のポイント― 「危ない人気馬」を探し出す方法

●「競馬で儲ける」というパズルの完成に足りないもの
●新馬戦の「危ない人気馬」は調教で見破る
 ・ 新馬戦の「危ない人気馬」見極め4つのチェックポイント
●速い調教時計に騙されないための9つのポイント
●調教時計の過大評価を見破ったケース
●評判の超良血馬の凡走を見破ったケース
●要注意厩舎の「好時計」を見破ったケース
●パドック・返し馬から「仕上がり途上」・「適性外の条件」を見破ったケース
●未勝利戦の「危ない人気馬」見極めのカギは前走内容にあり
 ・ 未勝利戦の「危ない人気馬」見極め7つのチェックポイント
●前走で激走した反動を見破ったケース
●「勝ち味に遅い人気馬」を見破ったケース
●芝向きの人気馬のダート適性のなさを見破ったケース
●短距離適性に欠ける不器用で単調な人気馬を見破ったケース
●前走完璧すぎるレース内容での好走を見破ったケース
●相手関係に恵まれていた前2走連続好走の危うさを見破ったケース
●人気先行素質馬の気性の悪さを見破ったケース
●人気馬を切るのがそんなに怖かったら・・・


第5章 爆発力をアップする勝負レースの選択と馬券戦略

●勝負レースを絞り込む3つの条件
●買ったレースを全て的中させたい人は危ない
●馬券とはオッズとの戦いでもある
●迷ったときの「単純なルール」
●「波乱含み」なら均等買い
●「総流し馬券」のナンセンス
●単勝・ワイドを侮るな!
●3連単全レース導入のメリットと「買い方」
 ・ パターン別3連単「午前中の狙い方」
●とにもかくにも「穴狙い」


第6章 予想の流れと「パドック」「レースVTR」徹底活用術

●新聞購入、過去資料の準備から「予習」スタート
 ・ 実録「丸の内の新聞メモ」
●丸の内龍太郎・週末の過ごし方
●買わないレースもひと通り予想する
●丸の内流”パドック診断術”
●一流馬で”馬を見る眼”を養う
●究極のパドック学習法とは
●添付DVDではココを見る
●レース映像は”宝の山”
●パトロールビデオの賢い利用術
●馬券術・テクニックよりも大事なこと
●「勝てる人」と「勝てない人」の違い


第7章 G1・重賞― クラシック路線も丸の内流で獲れる!

●新馬・未勝利戦を見ていればクラシックも獲れる
●1000万円オーバーの大爆発!
●人気ガタ落ちの素質馬を見抜いて280万円
●大混戦皐月賞を一刀両断で600万円
 ・ 丸の内龍太郎の皐月賞予想・再録
●”マイナス16キロ”と”マイナス18キロ”の明暗
●ダービーは100万円大勝負も大惨敗
●2008年世代総論と、2009年に向けて


あとがき


【特製DVD】 明日の馬券に直結する!直伝!丸の内流レースの見極め方
 (収録レース)
 ① 2008年4月27日 フローラS
     →5つのチェックポイントの解説 (直線での手前替えと次走の反動との関係など)
 ② 2008年6月22日 函館5R新馬戦
     →4つのチェックポイントの解説 (フットワークが硬くピッチ走法の馬の「ダート適性」など)
 ③ 2008年7月5日 福島6R新馬戦
     →4つのチェックポイントの解説 (騎手が全く追っていない”大敗”を鵜呑みにするナンセンスなど)



読者のみなさんからいただいた、本の感想はこちら

同書のAmazonキャンペーンにて提供したデイリー杯2歳Sの予想と、レース後いただいた感想はこちら

一部ページのご紹介






「馬券会計学 実践バイブル」の価格が、「2,900円」(税込)もすることについてのお詫び

今回の本の目玉である「レース解説DVD」を添付したことにより、
本の製作費が一気に跳ね上がり、前作の3倍以上の価格設定になってしまったことを
ここにお詫び申し上げます。

とりわけ、 このレース映像(3レース分)の「使用料」として、
JRAから法外な金額を請求されたことが響きました。

このDVDでは、約25分間の映像が流れますが、
「レースごとの映像使用料」や「刷り部数ごとの課金」に加え、
「映像使用”1秒単位”でさらなる課金」も行われるため、
制作費の高騰(及び本の価格への転嫁)を考えると、
これ以上長い映像は作れませんでした。

ただ、本作で伝えたかった必要なエッセンスは漏らさず、
映像の中にきっちりコンパクトにまとめ上げることはできております。

また、映像で伝えきれなかったこと(パドックの見方解説など)は、
本文中でしっかり解説・補完しておりますのでどうぞご安心ください。

自らの印税分を大幅に削るとともに、
解説も自らが無償で行うことにより、
なんとか価格を3,000円以内に収めることはできましたが、
ここまでしか力が及ばなかったことを、どうかお許しください。

丸の内龍太郎
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